START LINE ~始まりの場所~

長きに渡る沈黙を破り、今再びスタートラインに立った。 この場所を「始まりの場所」と命名し、活動の拠点とする。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ
早朝、人気の無い山道で、私は一人愛車を走らせていた。

天候は曇り。辺りは深い霧に包まれ、ほんの数メートル先が、白いヴェールに包まれているかのように不明瞭で、いつの間にか車内に浸入した、むせ返るような霧の匂いに、吐き気さえ覚えていた。

私の視界に、まるで飛び込むように現れる白線と、愛車のヘッドライトを受けてぼんやりと光るポールの反射板だけが、正しい道を走っていることを頼りなさ気に知らせてくれる。

この異常な状況の中、道路を打つタイヤの音と、変則の度に唸るエンジン音が無駄に焦燥感を煽る。漠然と感じていた、この先へ進んではならないという予感が、警笛のように胸を打ち、その鼓動を速めた。――刹那。

――白い手。

目の前に広がる霧が蠢いて収束し、無数の白い手を形成したのだ。その掌がフロントガラスを叩き、視界を覆い尽くす。私はブレーキペダルを潰すような勢いで踏み、目を瞑った。道路に削られたタイヤの悲鳴が耳に付く。

――どのくらいそうしていただろうか。固く閉じた瞼をゆっくりと開くと、何時の間にか霧は晴れ、どんよりとした雲の隙間から青空すら覗いていた。

気持ちの悪い汗が、シャツに染み込んで身体を冷やしている。悪い夢を見ていたのだろうか。

――否、ならばフロントガラスに残されたこの無数の手形は、一体何を意味するのだろうか・・・。









以上、遅刻の言い訳講座でした。

皆さんも是非活用してみてくださいね。仕上げにフロントガラスにぺたぺたと手形を付けるのをお忘れなく。徒歩の場合は「メガネに無数の指紋が・・・」とか適当にアレンジしてください。裸眼だと・・・そうですね、「眼球に無数の指紋が・・・」とかにしてみましょう。ちょっと痛そうですが、頑張ってみてくださいね。
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

このページのトップへ

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

このページのトップへ

トラックバック

FC2Ad

Information

マスターゆう
  • Author: マスターゆう
  • FC2ブログへようこそ!

Search

Calendar

07月 « 2017年08月 » 09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

 

プロフィール

マスターゆう

Author:マスターゆう
FC2ブログへようこそ!

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。